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pico-8メモ PICO-8作品

クリスマスイブまでに2晩でゲームを作ってみた

クリスマスイブまで2日!期限を区切ってゲームが作れるか、挑戦しました。

完成したゲームはこちら

12月22日の晩、風呂で思いついた

なんだか忙しくて(仕事とかFallOut 4とかFallOut 4とか)、何ヶ月かPICO-8に触ることができずにすごしていました。

12月22日、風呂に入る前に「何か作れそうだな?」と思いたち、風呂に入りながら何が作れるかを考えたところ、時期的にクリスマス。あと2日しかないけど、その中でできそうなものを作ってみようと決めました。

サンタクロースから「サンダークロス」を連想したのもあって、テーマはシューティング。シューティングなら、以前、雛形みたいなのを作っていたので、少し心得はありました。

初期のアイデア

ゲームのスタイルは、仕組みが一番簡単な横スクロールシューティング。
幸い、サンタクロースはソリで空を飛ぶ設定です。
サンタクロースのスプライトは5分くらいで描けました。サンタクロースの記号化ぶりに驚かされます。

プレイヤースプライトができたら、それを動かすのは簡単です
それだけだと寂しいので、パーティクルを使って背景に星や雪を追加。

次、シューティングゲームなので弾が必要です。
サンタクロースが持っているものはプレゼント。なので、プレゼントを射出するようにします。
プレゼントは、前に投げるもの、下に落とすもの(グラディウスのミサイルみたいな)を用意しました。

ここで一旦、内容をTwitterに投稿しました。

弾ができたら、そのターゲットは?
当然、プレゼントを受け取るのは子どもたち、もしくはお家(窓、煙突)。しかしそれでは絵を描く量も多く、背景をコントロールするコードも必要になるので却下。

さてどうしたものかと考えつつ、演出を追加していました。

さらに、以前作った「ハンバーガーちゃん」のcartridgeからコードを持ってきて、地面のアニメーションを追加します。

着地点決定

個性のあるキャラクターを描かずに済み、クリスマスから離れないようにするにはどうしたらいいかと考え、子どもたちの夢を抽象化したらいいのではないか、と思いつきました。

ふわふわと浮いて飛んでくる子どもたちの夢に、プレゼントをぶつける。乱暴だけど、まあ筋は違っていない気がする。

というわけでできたのがこちら。

この時点では、持っているプレゼントと出てくる夢の数が等しく、何割プレゼントをあげることができたかを数値化するつもりでいました(画面下のバー)。
全てのプレゼントを使い切るか、全ての夢が出現するか、いずれかでゲーム終了。

ただ、それだとガチガチすぎてロマンやゆとりがないと思い直し、手持ちのプレゼントを使い切るまでゲームが終わらないように修正しました。

色々追加したい気持ちを抑えて、ここでゲーム基本部分は完成したものとしました。

デコレーションを考える

作曲の才能がないのでいつもBGMには困るんですが、今回はテーマがクリスマス。
幸いにも、ジングルベルのスコア(楽譜)なら、検索すればいろんなものが見つかります。それらを参考にしつつ、PICO-8用に直して入力しました。

最後に、ゲームとしての体裁を整えるため、タイトル画面と終了画面を用意します。

もう時間がなく新たに絵を描くことはできなかったので、文字の演出だけで済ませたい。だけど、それだけだとどうにも寂しい…と、そこで、フレームをつければいいのではないか?と思いつきました。

しかし、全部を囲むとうるさいし、それだけ描く必要があります。
そこで、四隅にデコレーションを置くことにしました。これなら、上下左右を反転させてスプライトとして配置すれば、一つパターンを作るだけでことが足ります。
しかも、邪魔にならない程度にしておけば、ずっと出しておいても見た目が華やかになる。我ながらナイスアイデア!

そうしてまとまったのがこちらです。完成!
12月24日に入ってすぐでした。間に合った!

最終的なスプライトシート

ゲーム的には凝ったことが一切ないものですが、短期間で一通り完成させる、できる事できないことの線引きをして後悔まで漕ぎつける、というのはとてもいい勉強になりました。

よく、同じテーマで締め切りを設けて開発するGameJamみたいなイベントがあるけど、参加してみたらいいかもしれません。